みなさん、こんにちは!ちえこんです!

コンペで選ばれるために「戦略を立てる」とかなんか苦手。めんどくさい。

恋愛の「駆け引き」ってなんか相手を出し抜いたり、ずるい感じがしてできない。
『戦略的に考えよう』『ここは駆け引きが重要だ』——。
そんな言葉を聞くと、なんだか胸がザワザワしませんか?
人を出し抜くような、自分の利益だけを考える冷たいイメージ。
まるで誰かを騙しているような罪悪感…。
私自身も正直、「戦略」や「駆け引き」といった言葉に、あまりいい印象がありませんでした。
性格的に、まぁまぁ全力投球、真向勝負のど真ん中ストレートタイプなもので、「戦略」や「駆け引き」と聞くと、なんだか裏をかく感じがしていました。
何も考えていないわけではないけれど、いろいろ考えると怖くなって動けなくなってしまうんです。
周りを見渡せば、器用に変化球を投げて、するすると物事を上手く進めている人たちがいる。
それに比べて、自分には「技」がないんじゃないか…。
「どストレートしか投げられない」
そんな自分が嫌で、でも戦略を立てたり駆け引きができない自分にイライラ、モヤモヤしていた時期もありました。
もし『戦略』や『駆け引き』のネガティブなイメージが、言葉のほんの一面だとしたらどうでしょう?
この記事を読み終える頃には、『戦略』や『駆け引き』という言葉が、もっと温かく、みなさんの日常を豊かにする”味方”に見えてきますよ。
なぜ、ネガティブなイメージがあるのか?

この「出し抜く」とか「ずるい」というネガティブなイメージはどこから来たんでしょう?
・歴史ドラマや映画での「謀略」、ビジネスシーンでの過度な「交渉術」など、勝者と敗者が明確に分かれるようなときによく使われる。
・「相手を『攻略』する」といった言葉の響きが、どうも対立的なイメージをさせてしまう
・日本では「正直に、真正面から」が美徳なので、策を練る=ズルいと感じやすい。
・人間関係で駆け引きをされて嫌な思いをした経験があると、余計にマイナスに結びつきやすい。
このあたりから来ているんでしょうかね。
これらの例は、言葉の持つ意味のほんの一部かもしれませんね。
視点を変えて、私たちの日常にある、温かい『戦略』と『駆け引き』を見ていきましょう。
日常に溢れる、ポジティブな「戦略」と「駆け引き」

実は、日常的に「戦略」も「駆け引き」もやってたりします。
例えば、
目的は、野菜嫌いの子供に、楽しく野菜を食べてほしい。
よくない行動として、「とにかく食べなさい!」と叱る。
では、ポジティブな戦略は?
●どうすれば美味しく食べられるかな?
→ハンバーグに細かく刻んで混ぜてみよう。
●見た目が楽しいといいかも?
→星形にくり抜いてみよう。
●一緒に作ったら食べるかな?
→週末、一緒にキッチンに立ってみよう。
これは、子供の気持ちを無視してコントロールするのではなく、「どうすれば喜んでくれるか」という相手への思いやりから生まれた、立派な「戦略」ですね。
目的は、悩んでいる後輩に、プライドを傷つけずにアドバイスしたい。
よくない行動として、「君のやり方は非効率だよ」と一方的に指摘する。
では、ポジティブな駆け引きは?
●タイミングを見計らう
→「少し疲れてない?ちょっとコーヒーでも飲まない?」と声をかける。
●自分の経験として話す
→「実は私も昔、同じところで躓いてさ…」と共感を示す。
●選択肢を与える
→「もしよかったら、こういうやり方もあるけど、どう思う?」と相手に考えさせる。
これは、相手を言いくるめるための「話術」ではなく、相手の状況や感情を想像し、最も受け入れやすい形で想いを届けるための、高度なコミュニケーションの「駆け引き」です。
ちょっと冷たいイメージが温かくなってきましたか?
「戦略」は「目的を達成するための、思いやりのある設計図」と考えてみましょう。
未来に向けた準備です。
「駆け引き」は「相手との関係を良くするための、コミュニケーションの工夫」と考えてみましょう。
相手との関係をなめらかにする調整力が育ちます。
言葉に縛られない。「目的意識」こそが本質

大きく見ると、戦略や駆け引きと見える行動も、実は「自分の目的をしっかり持って、その場に応じて動いている」ということなんですね。
『戦略』や『駆け引き』という言葉そのものが大事ではありません。
先ほどの例も、最も重要だったのは、『子供に健康でいてほしい』『後輩に成長してほしい』という、心の中にある明確な目的と相手への想いです。
ちょっと思考から行動へのプロセスを整理してみましょうか。
【出発点】 大切な目的・願いがある。(誰かを喜ばせたい、チームを良くしたい、等)
【思考】 どうすれば、それが一番良い形で実現できるだろう?相手はどう感じるだろう?
【行動】 考え抜いた結果、具体的な行動やコミュニケーションを選ぶ。
この一連の思考と行動のプロセスこそが、ポジティブな意味での『戦略』であり『駆け引き』なんですね。
『戦略』や『駆け引き』と言われる行為は、ずる賢さや騙す気持ちがスタート地点にあるのではなく、達成したい未来や相手への思いやりが出発点にあるんですね。
【まとめ】明日からあなたも、最高の戦略家

「戦略」や「駆け引き」は、冷たいものではなく、あなたの温かい「目的」や「願い」を形にするための、非常に強力で優しいツールです。
もしあなたが、誰かのために、あるいは自分の大切な目標のために、「どうすれば良くなるだろう?」と考えた瞬間があるなら、あなたはすでに最高の戦略家の一歩を踏み出しています。
言葉に縛られて「ズルそうだから嫌」と避けるよりも、「目的意識を持った行動」として捉えましょう。
あなたのその『想い』を形にするために、明日からどんな工夫ができそうですか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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