正しいことが正しいとは限らない。知らない間に使っている判断基準

自分づくり

みなさんこんにちは!ちえこんです!

うちの息子くんは、ゲームが大好きです。
ゲームをしたいので早起きできちゃうくらいに好きです。

私としては、体を動かしてほしいのですが、自分の子どもの頃を考えたら、親の言うことなど理解するには難しいんですよね。

今となってはいろんなゲームをしていますが、最初は「マインクラフト」というゲームでした。

みなさんはご存じですか?「マインクラフト」

その名の通り自分で世界をつくるんです。

ゲームの中で一日一日を過ごし生活をするのですが、スタートは広大な大地に放り出されます。

まずすることは、

・木を切り必要な道具をつくる
・身の安全を確保する場所をつくる
・パワーを蓄えるために作物を作ったり、家畜をしたりする
・冒険に出かけアイテム(材料となる鉱石など)をゲットする
・ゲットした材料で作れるものが増えていく

ようなゲームです。初心者な私はこんな理解をしています。

「マインクラフト」を勉強してみたところ、生きる上でのハードルがめちゃめちゃ低く簡単(衣食住が簡単に手に入り、何をするにも負荷が少ない)だと感じました。

自分のカラダが疲れたりしないので、余計な思考を働かせる必要が無くて、やりたいことをやりたいようにできる世界を広げることができるんだろうなと感じました。

子どもがこのゲームをやっているのを見ていると、好きなことの方向性が見えたり、考え方の特徴が見えたりします。

子ども自身も自分で考えて作ってみるということ、考えたことを目に見える形にできるという体験が、バーチャルですができるのはいいかもしれないと感じました。

そして、私には既成概念がまだまだあるなと感じます。

 そんなとこに家建てるん!? 

 そんなとこに窓つくるん!? 

 家の中で「たいまつ」使うん!?

とまぁ、現実世界を中心に考えているときっとその発想はないと思うことをたくさんやってくれます。

で、今回のテーマ
「正しいことが正しいとは限らない。知らない間に使っている判断基準」

というところで、ちょっと息子くんのマインクラフトでの行動を例に挙げながら、知らない間に使っている判断基準を見ていきましょう。

息子くんは家づくりが楽しいようで、家を2軒建築しました。

その家は、

  • 広大な場所なので、どこに家をつくったのかわからなくなるということで屋根の上に木を植えて大きく目立つようにしました。
  • そして夜でも見つけやすいように、家の周りや屋根にたいまつを50本近く設置しています。夜でも作業しやすいように、家の中もたいまつだらけです。
  • この2件の家をつなぐための通路も用意し、迷子にならないようにしています。

さてさて、この2軒の家づくりを見ていて、感じたことをご紹介しますね。

家を複数所有する
→前述していますがこのゲームはなんせ生きること、生活することに対してハードルがものすごく低いので、家を2件持つことも作れば可能なんです。
現実ならまぁ~場所やらお金のことやら何年か先のことまでいろいろ考えてしまいますよね。
そもそも2軒以上の家を持つことは一般家庭には難しい話です。

迷子にならないように目印をつける。
→シンプルな発想です。他よりも目立つように高さを高くする。明るくする。そのために屋根の上に木を植える。たいまつを家の周り、屋根に設置していました。
現実世界ではしてはいけない悪い行為です。そもそも屋根の上で木は育たないかもしれません。たいまつなんてとんでもない話です。なのでやってみようという発想すら湧きません。

部屋を明るくするために火を使う。
→電気やガスがないので、これもシンプルな発想ですよね。現実世界を中心に考えていれば、家の中でたいまつは使いませんし、使ったらだめですよね。家が燃えそうですし、一酸化炭素中毒になりそうです。
危険なことが予想され、してはいけない悪い行動です。ただその発想のままマインクラフトのゲームで過ごすと部屋は暗いままで、明るくすることができません。

2件の家をつなぐ通路を地面を掘って作る。
→下半身が入るくらいの深さでずっと掘って道を作っていました。一本道なので確かに迷いません。
「通路をつくる」という発想が湧いたとしても、掘って通路をつくるという発想はなかなか無いなと思いました。
マインクラフトの中では、掘ることによって材料である土を得ることができるし、囲いをつくったり柵をつくったりするよりも掘る方が簡単だからかもしれません。
私が通路をつくるというときに「掘る」という発想は無いなと思いました。
通路をつくるために「むやみやたらと掘る」という行為が、自分の中では「悪い」「間違っている」という判断をしてしまっています。
なので通路をつくるために「掘る」という選択肢がありません。
「通路をつくる」のは「迷子にならず家にたどり着く」ための手段なので「通路をつくる」ことは目的ではありません。
なので解ればいいんです。
息子くんは「迷子にならず家にたどり着く」ために「通路をつくる」という手段を選択し、解ればいいのでマインクラフトの中で簡単で解りやすい「掘る」という方法をとったんだと思います。

いかがでしたか?イメージできましたか?

マインクラフトでの行為は、現実世界では「悪い」「間違っている」とされる行為もあります。たいまつだらけで森林伐採いっぱいしてますんでw

ですが、ゲームの中で「生きる」ためには「悪い」とされている行動を選択することも必要になってきます。

全てが簡単で、失敗し放題。「これは危ないからダメ」とか「これが正しい」ということを考える必要が無いのでいろんな選択肢が見えてくるんだと思います。

なかなかゲームの中の世界のように現実世界は簡単にはいきませんが、

その行動や出来事を判断するとき、何を中心として考えるかによって選択は変わってきます。同じ出来事でも起こる状況によってはいい時もあれば悪い時もある。

 これはいいことだ!これは悪いことだ!

と状況や背景を無視して、ただただ「いいことはいい!悪いことは悪い!」という判断をしてしまうと最善の選択ができません。

「いい、悪い」「正しい、間違っている」が根付いているとほかの選択肢が見えなくて、目的に対する最善の選択ができなくなってしまいます。

「ハードル」は超えるものと教えてもらいました。でも目的がその向こうに行くことなのであればくぐったっていいんです。

目的以外は全て手段!
いいも悪いもありません。
正しいも間違っているもありません。

何を軸に考え判断するのか。それに応じた選択肢が増え、手段を使えるようになると解決できることが増えます。

マインクラフトのお話はこれぐらいにしまして。

もう一つ、私たちが判断や選択をする上で無意識に使っている基準。

 二つしか選択肢が無いって思ってませんか?

いいか悪いか、正しいか間違っているか、美味しいかまずいか、早いか遅いか、、、

このように、2項対立でしか物事を判断することができないと、その状況に応じた選択肢が見えずに最善の選択ができなくなってしまいます。

〇か×か。△があっても□があってもいい。
AかBか。Cもあっていいんじゃな~い。

あれも良くってこれもいい。
みんな違ってみんないい。

その考え方を持てると最強ですね。

小さい頃に教えてもらうこと。

これはいいけどあれはだめ。

私も今この記事を書きながら子供に「それは使っていいけどそれはアカン」ということがあるなと反省しています。

もちろんそこには理由があるんですけど、答えばかりを話してそれに従ってくれたら安心しているように思います。猛省。。。

学校のテストでも「正しいか間違っているか」という二つの選択肢しかないですね。

二つしかないと思ってしまう教育を受けているようですね。

「おしい!」という気持ちを込めて△をくれる先生もいましたが。

答えは自分で探して自分で決めていく。

「答えを合わせにいく」、「答えは一つしかない」という教育を受けてきた時代の人たちには、今までとは違う選択肢があることに気づいて、考え行動する力が必要です。

偉そうに書いている私ですが、「答えを合わせにいく」、「答えは一つしかない」をちょこちょことやってしまっていました。

以下の通りです。。。

また子どもの話になりますが、一番好きな食べ物は?とか一番楽しい遊びは?という質問をすると、息子くんはたいてい「全部!」と返答します。

息子くんがこの答えを出す理由は定かではないですが(考えるのが面倒なだけかもしれません。。。)、

その返答を聞いてハッとします。

無意識に答えが一つしか選べない質問をしている。

子どもにたくさんの選択肢があるんだよと教えてもらった気がします。

アンケートの回答でも、「複数回答OK」と書いていないと一つを選ばないといけないと勝手に思ってしまいます。

「一番」があってもいいし、無くてもよくて。
1つでも2つでも、100個でもよくて。

正解は自分で作ってよし!
選択肢もいーーっっぱい自分で作ってよし!

知らない間に使ってしまっている判断基準に気づいて、ぜひ自分の判断基準に変えていきましょう。

そうすれば、自分らしいおもしろい生き方を続けられる選択をしていくことができますよ!

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